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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

テレビ出演人材バンクは 天下りロンダリング
2年間禁止の規制もなく
TBS系番組で小池政策委員長

2007年4月15日(日)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は十四日、TBS系「サタデーずばッと」に出演し、政府の「天下り規制」などについてコメントしました。

 政府・与党が十三日に合意した、国家公務員の再就職あっせんの「官民人材交流センター」について、ゲストの田丸美寿々氏は「天下りにお墨付きを与えるものだ」と発言。小池氏もマネーロンダリング(非合法資金の洗浄)に例えて「“天下りロンダリング”ですよ」と述べました。

 番組では、官庁を退職後四カ所に天下り、二億七千万円を超える収入を得た事例を紹介。自民党の片山虎之助参院幹事長が「新しいしくみでこういう事態はなくなる」と言ったのに対し、小池氏は「なくなりませんよ。省庁によるあっせんがなくなるだけ」と反論。さらに「職務と関係する企業への再就職を二年間禁止する規制がなくなってしまう」という問題を指摘しました。

 十三日に衆院本会議で可決された改憲手続き法案の問題点を問われ、小池氏は「最低投票率の規定がない。たとえば四割の投票率だったら、二割の人が賛成しただけで、国の土台が変わっちゃう。これでいいのか」と指摘しました。

 片山氏が「小池さんは憲法改正に反対だからそういうことを言うのだ」などと述べたのに対し、小池氏は「反対だから言う権利がないというのはおかしいですよ。だれもが納得できる公正なルールかどうかというのは大事な問題」と強調。「世論調査では、今国会で通してほしいという人はわずか一割。改憲に反対か賛成かは別にして、手続きはもっときちんとやらなければいけないという世論は大きい。時間をかけてじっくり議論すべきだ」と指摘しました。

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