再編で日米軍事一体化
司会者も“そう思った” TBS系で小池氏発言
日本共産党の小池晃政策委員長は六日、TBS系「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し各党代表らと外交・安全保障問題で議論しました。
司会のみの氏が、米海兵隊のグアム移転の一方で神奈川県のキャンプ座間に米陸軍新司令部を創設する問題を提起。小池氏は「沖縄、グアム、ハワイをトライアングルにしていつでもどこでも極東へも東南アジアへも中東へも飛んでいけるように一体化する。グアム島に基地をつくるのはお金がかかるので、今回沖縄から出て行けば金を日本が出してくれるのは米国にとってもっけの幸いだった」と指摘しました。
また、小池氏がキャンプ座間の米陸軍司令部の問題が「(日米安保強化の)シンボルというだけじゃなく実戦的意味は大きい。いままでの横須賀の海軍司令部に加え横田の空軍、座間の陸軍と陸海空の米軍と自衛隊が一緒になる」と発言したのに対し、みの氏が「米軍の傘下に入るみたいに僕らも思っちゃった」とのべ、小池氏も「まさに米軍と一体化するんですよ」と応じました。
自民党の舛添要一参院議員も「(日本が)五十一番目の州じゃないけど軍事を単独ではやれない。同じことがやれるように効率化を求めるとこうなる」と、日米軍事一体化を認めました。
日本側に負担が求められている三兆円について、みの氏は「自分たちの生活を満足に助けてもらえないのに安保なんか要らないとなる」と批判、小池氏も「三兆円は医療費と介護保険値上げ、定率減税廃止の三年分にあたる」と指摘しました。
自民党が狙う憲法九条改悪をめぐり、同党の山本一太参院議員が「一項の平和主義は堅持するが(戦力不保持の)二項は現実と違う。現実と合わないものを解釈でやってきた」と発言。小池氏は「一項と二項がセットだったからこそ意味があった。二項は日本にしかなく、(武力行使の)歯止めになってきた」と反論しました。
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