自民と民主 同じ流れ
消費税の増税・改憲・郵政
テレ朝系番組で小池政策委員長
日本共産党の小池晃政策委員長は二十八日、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演し、総選挙の争点について各党代表と討論しました。
司会者の「自民と民主のどちらの政権がいいと思うか」との質問に、小池氏は「どっちがとってもだめです」とずばり。
「消費税は増税の方向を打ち出している。これも同じ。憲法九条を変えるという点でもほとんど変わりがない。二大政党のもとで国会議論は低調になっている。基本的な政策路線で変わりがないのが決定的です。たしかな野党、共産党が伸びなければ政治は変わらない」とのべました。
郵政民営化をめぐっては、政府案について民主党の枝野幸男幹事長代理が「既得権益を肥大化させ、民業を圧迫する」とのべたのにたいし、竹中平蔵郵政民営化担当相が「民主党案では八万人がいらなくなる」と指摘。枝野氏は「小さな政府でいいじゃないか。郵貯や簡保は国でやる必要がない」とのべました。
小池氏は「自民党は民営化して弱体化する方向で、民主党は弱体化してから民営化にもっていく。結局、同じ流れです」と指摘。そのうえで民主党案について「弱くしてからマーケット(市場)に放り込むのは、民間銀行からすれば歓迎すべき内容です。郵貯・簡保の廃止もいっているわけで、郵便局の二万四千のネットワークをより破壊する方向だ」とのべました。
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