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こんにちは小池晃です日本国憲法の値打ちかみ締め「しんぶん赤旗」(東京、南関東版)より転載
五十七回目の憲法記念日に、あらためて日本国憲法の全文を読み返し、その値打ちをかみしめました。 憲法二五条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」としています。このような「生存権」を憲法で保障している国は、サミット参加国ではイタリアぐらい。イタリア憲法は第三八条で、「労働の能力を持たず、生活に必要な手段を奪われたすべての市民は、社会的な扶養と援助を受ける権利を有する」としているのです。 ところが、現在国会で議論されている年金大改悪は、保険料を十四年連続引き上げ、受け取る年金は?%もカット。これでどうして「健康で文化的な生活」が送れるでしょうか。憲法で保障されているとおり、国の責任で年金・医療・介護などを充実させようではありませんか。 日本国憲法の一番のねうちは、なんと言っても九条です。戦争の放棄、戦力の不保持と交戦権の否認までうたった、徹底した平和主義に基づくものです。 サミット参加国の中で、やはりイタリアも戦争放棄の条項を持っていますが、日本のように戦力の保持や交戦権を否認した条項はありません。そのため、イタリアには軍隊もあるし、徴兵制もあるのです。 イラクやパレスチナでの暴力と殺りくを見るにつけ、「世界に憲法九条があれば」と思わずにいられません。 平和な二十一世紀を切り開くカギを握るのが、日本の憲法九条です。 改憲を断じて許さず、憲法を生かした政治を実現し、世界に日本国憲法第九条を広げようではありませんか。 |
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