私は、これは最初からやっぱり、我々が国会で指摘したことが現実の問題になってきているからこそ与党の中からも見直しの声が出ているわけですから、立ち止まって最初から考え直す、四月実施は中止すべきだというふうに改めて求めます。
それから、歯科保険医のちょっと自殺という痛ましい問題がありまして、一点、大臣にお聞きをしたいと思います。
東京の五十七歳の歯科保険医の松下武史先生という方が、今年九月十七日に自殺されました。今日の資料の最後に経緯をまとめたものを載せております。
これ、かいつまんで言いますと、昨年四月に東京社会保険事務局の個別指導があって、おまえすべてを失うぞというような恫喝もされたというふうに聞いております。その後、何の説明も連絡もなく九か月間中断されるということがあって、もう恐らく大変不安だったと思うんですね。今年一月に二回目の個別指導があって、九月二十日に監査を行うという通知が来て、直前の十七日に自殺をされています。
細かい経過についてはいろんなことはともかく、私は、大臣、こういう監査あるいは指導ということを苦にして保険医が自殺に追い込まれる、こんなことは絶対あっちゃいけないんじゃないかというふうに思うんですが、大臣の率直な考え方をお聞きしたいと思います。