医療改悪を13日採決
与党提案 小池氏、強く反対
参院委理事懇
医療改悪法案を審議している参院厚生労働委員会は九日、理事懇談会を開き、自民、公明両党は週明けの十三日に採決するよう提案しました。日本共産党の小池晃議員ら野党側は強く反対しました。このため、十三日は委員会を開くことだけを確認し、引き続き協議することになりました。
このなかで与党側は、衆院厚生労働委員会での審議と同程度の審議時間を経過したとして、採決を提案。締めくくり質疑への小泉純一郎首相の出席については、参院予算委員会に首相が出席する方向で、自民、民主両党間で協議しているとして、拒否しました。
これに対し、小池氏は、負担増が及ぼす害悪、療養型病床の削減の影響、混合診療の拡大につながる懸念など、法案の問題点が次々と明らかになっていることを挙げ、「政府の説明は、とうてい納得できるものではない」として審議を徹底的につづけることを主張。与党側の主張に対し、衆院での審議は与党側による強行採決で打ち切られたものであり、審議時間を基準にはできないこと、そもそも十二日に予定されている地方公聴会の前に採決を提案すること自体が公述人に対しても非礼にあたると批判し、審議の充実を求めました。
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