緊急度緊急度とおっしゃるけれども、緊急度の判断というのは極めて難しいと思うんですね。
あるスポーツ新聞のコラム見たらば、緊急度判断どう行うのか、骨折ならよくてひびじゃ駄目だとか、全治何か月ならいいとか、そういう決め方するのかと。有料になれば大幅な抑制できるのかといえば、それも疑問で、逆に緊急出動の要請ためらったために命を落とすようなことになったら本末転倒だというコラムがあるんです。
実際、お配りしている資料で、その本末転倒な事態が起こりそうな予感がするんですが、横浜市でこんなアンケートがされているんですね。いろんな状況を設定して、こういう場合救急車を呼びますかと。例えば真ん中にありますように、朝六時ごろ、あなたは胸から肩辺りにかけて冷や汗が出るような強い不快感を感じました、症状が次第に強くなってきています。あるいはその次、夜八時ごろ、同居しているお子さんがおなかを強く痛がりました、嘔吐も見られ痛みが強くなってきているようです。ほかのページには、例えば、同居しているお年寄りが下腹部に沸騰したお湯を掛けてしまったという設定がされていて、救急車を呼ぶと使用料が二万円掛かります、救急車を呼びますかと、こういうアンケートなんですよ。これが二万円だけじゃなくて千円、三千円、五千円というふうにいろんな設定でアンケートを配られて集計されているんですね。
私、ここにある例というのは正に急性心筋梗塞あるいは小児の腸閉塞のような状態で、これは一刻を争う状態ばかりで、こうした状態を有料化の対象と考えること自体が私は非常に非常識だというふうに考えるんですが、消防庁、こういうケースも有料化の対象だというふうに考えるわけですか。