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小泉総理の「医療改革」をただす
(5月30日予算委員会・集中審議)
30日の参院予算委員会で日本共産党の小池晃議員は、小泉純一郎首相のいう社会保障「構造改革」の中身について、医療の分野で質問しました。首相は、患者が窓口で支払う自己負担を健保本人3割(現行2割)、大病院の利用では5割とすることや、すべてのお年寄りに保険料を負担させる高齢者医療制度など、国民への負担増をかかげた厚相当時(97年)の「改革」案を「構造改革」の基本方針にしていることを認めました。
小泉首相が厚相当時にまとめた改革案は「21世紀の医療保険制度」。その後、「これを実現しない限り、日本の医療の将来はないと自負しています」と著書でものべていました。
「いまも変わらないのか」とただした小池議員にたいし、首相は「基本的にそういう方針にそって改革しなければならないと思っています」と明言しました。
小池議員は「3割負担にすれば国民生活は壊滅的な打撃を受ける」と批判。首相は「公費、保険料負担、患者の自己負担のバランスをとらなければならない」「国保(国民健康保険)に入っている人は3割ですよ。なんで無理なんですか」と負担増を当然視しました。
>>>【議事録】
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