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経済成長の範囲に抑制/老人医療費伸長で厚労省/
参院委で小池氏に

 厚生労働省の大塚義治保険局長は五月二十四日、「老人医療費の伸びが経済動向に乖離(かいり)しないような枠組みをつくっていく」とのべました。

 参院厚生労働委員会で小池晃議員の質問に答えたもの。

 小池氏は、政府・与党が、「社会保障改革大綱」で、今後の老人医療費の伸びを経済動向(成長率など)と乖離しないようにするとしていることについて、「国民医療費の伸びを国民所得の伸びの範囲内にするといういままでの政策目標からの大きな変更だ」と指摘。高齢者数の増加は、国民所得の伸びをはるかに超えており、「高齢者一人あたりの医療費を削減するのか」とただしました。

 大塚局長は、小池氏の指摘を否定せず、「医療保険財政が深刻」「持続可能な制度にしていく必要」などを強調。高齢者の負担増につながる新たな制度を検討していることを示しました。

>>>議事録
(06月09日 しんぶん「赤旗」より)

 

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