元シベリア抑留者団体
解決へ意見交流 共産党3氏あいさつ
元シベリア抑留者らでつくる各団体は七日、東京都内で合同新年会を開きました。与野党の衆参国会議員と元抑留者ら約七十人が参加し、新たなたたかいに向け意見を交わしました。
寺内良雄全国抑留者補償協議会会長は、昨年十八年ぶりに国会で審議された野党法案が否決されたことに触れながら、「問題が解決しなければ、私たちの戦後は終わらない。なぜシベリア抑留が起きたのか、全容解明を求めていくなど新たな運動を展開していきたい」とあいさつしました。
元抑留者たちは、当時の未払い労働賃金の対価を求めた特別給付金だけでなく、真相究明、遺骨収集、資料管理なども求めていこうと述べました。
日本共産党の高橋千鶴子、笠井亮両衆院議員、小池晃参院議員が参加。「中国『残留孤児』など戦後補償問題の解決はいま次から次へと政府に突き付けられている」(高橋氏)、「安倍首相は戦後体制の脱却をいうが、その前にやらなければいけない補償はある」(笠井氏)と政府の姿勢をただしました。小池氏は「二度と再び戦争する国にはしないというみなさんの願い実現のため頑張りたい」と、ともに解決していく決意を語りました。
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