いっせい地方選勝利へ
共産党が政策論戦検討会議
小池氏が問題提起
来年のいっせい地方選勝利をめざして、日本共産党は二十八日、党本部で政策論戦検討会議を開きました。会議は二日間の予定です。
会議は、いっせい地方選の政策論戦をどういう形で準備するかについて、党中央と都道府県の政策担当者、議員、候補者が知恵を出し合い、討議、意見交換をするために開かれたものです。全国から百九人が参加しました。
市田忠義書記局長があいさつし「来年のいっせい地方選は、十二年に一度となる参院選と一緒の年にたたかわれる。国政をめぐる情勢が地方政治に大きなかかわりをもち、激しい党派間闘争となる」と強調。「選挙戦の命ともいうべき政策論戦のあり方について、党中央から検討にあたっての角度を問題提起し、各都道府県の議員、政策担当者から率直な意見、経験、要望を出して、政策論戦の力にしていきたい」とのべました。
小池晃政策委員長が問題提起を行い、政策論戦を検討する大きな角度として、(1)庶民大増税や社会保障改悪など国の悪政から住民をどう守るか(2)「地方行革」という名での地方自治体の反動的変質の実態と党の取り組みについて(3)自民党支持基盤の崩れ、「オール与党」政治の実態など地方政治をめぐる政党状況について―の三点を示しました。
参加者からは、公立保育所の民営化問題、道州制問題への対応、都道府県政の問題をどう住民に身近に語るかなどについて、活発な意見、経験、要望が出されました。
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