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志位委員長、政府に緊急申し入れ
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志位氏は会談のなかで、トヨタをはじめとする大企業による大量の解雇や「雇い止め」について、「減益といってもなお多くの利益をあげ、巨額の内部留保も持っており、雇用に対する社会的責任を放棄するもので許されない」とのべました。
さらに放置するならば、多くの労働者が雇用だけでなく住まいも失う事態になりかねず、日本の経済、景気にとっても重大かつ深刻な事態となると指摘。雇用と生活を守るための緊急対策として、(1)大量解雇、「雇い止め」を中止し、雇用を維持するための最大限の努力をするよう、経済団体、主要企業に対する指導と監督を強化すること(2)雇用保険の六兆円の積立金を活用し、失業した労働者の生活と再就職への支援を抜本的に強化すること―を求めました。
河村官房長官は「失業の問題を重視しなければいけないと思う。企業側はリストラだとやってくる。賃金も抑えられてきた」として「雇用と賃金(確保)について日本経団連や中小企業団体などに要請を行いたい」とのべました。雇用保険の積立金の活用については「中小企業への支援策も含めて検討していきたい」とのべました。
会談後の記者会見で志位氏は「この十一月、十二月に、解雇や『雇い止め』が激増することが強く懸念される。雇用を守るためのすみやかな行動を政府がとることを、引き続き強く求めていきたい」と表明しました。
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