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看護師過労死
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日本共産党の小池晃、山下芳生両参院議員は十一日、国会内で舛添要一厚生労働相に対し、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の看護師が過労死した問題で、大阪高裁の「公務に起因する」との判決を尊重し、上告を断念するよう申し入れました。
この裁判は二〇〇一年に当時二十五歳の村上優子さんがくも膜下出血で死亡したのは「公務外」とした厚労省の決定の取り消しを求め優子さんの両親が起こしたもの。国は公務災害を認定した今年一月の大阪地裁判決を不服として控訴しましたが、十月三十日に大阪高裁は国の控訴を棄却し、遺族補償一時金など約千二百六十万円の支払いを命じました。
「村上さんは命を削って働いていた。その実態をみるべきだ」(山下氏)、「国立病院での過労死であり、政治の責任をはたすべきだ」(小池氏)と求めたのに対し、舛添厚労相は「訴えをしっかりと受けとめて判断したい」と答えました。
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