派遣法改正・最賃上げよ
青年集会代表が政府交渉
四千六百人が集まった全国青年大集会2008(五日、東京・明治公園)の実行委員会代表は六日、厚生労働省を訪れ、労働者派遣法の抜本改正や最低賃金の時給千円以上への引き上げなどを求めました。
五十社以上の派遣先で日雇い派遣で働いている前田奈津恵さん(26)が実態を告発。厚労省の担当者が派遣という働き方にもニーズがあると述べたことに対し、「ニーズはない。正社員でクビになったから、受け入れてくれるところがなかったからというのが実態です」と訴えました。
JMIU(全日本金属情報機器労組)日亜化学分会の島本誠さんは、徳島労働局が「偽装請負は違法だが悪質でないから取り締まれない」と対応したことは許されないと調査を求めました。
また、労働基準監督署に「名ばかり管理職」の是正や未払い賃金の支払いなどを実際に申告をした首都圏青年ユニオンの組合員が速やかな指導を求めました。
同席した日本共産党の小池晃参院議員は「派遣法について労働者の声を聞き、労働者保護のための法律にすべきだ」と述べました。
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