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「介護とりあげ」中止を
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記者会見で小池氏は、自民、公明、民主の三党が賛成して成立した改悪介護保険法によって「保険料だけは年金から天引きしてとりたてるが、介護の利用には何重にもハードルを設けて、介護を受けさせない制度へと重大な変質が始まっている」と指摘。今回の六つの緊急要求(別項)は、切実に解決が求められる問題であると同時に、「『軽度者』や低所得者を介護保険から排除する流れに歯止めをかける上でも重要な課題だ」と述べました。
要介護1以下の高齢者から福祉用具を取り上げる問題については「十月からの実施を前に不安が高まっている。これまで利用してきた人からの『貸しはがし』はただちに中止すべきだ」と強調。国庫負担を現行の25%から30%に引き上げて保険料の値上げを抑えるという提案については、「必要な財源は年間約三千億円で、米軍への『思いやり予算』と大差ない金額だ」と説明しました。
小池氏は「介護保険の創設に賛成の立場でかかわった人からも、怒りや疑問の声が広がっている。これまでの立場の違いを超えて、公的な介護制度の大後退をくいとめるために力をあわせたい」と共同をよびかけました。今後、各地の介護事業者や医療・福祉団体などに緊急要求を届け、積極的に意見交換していきたいと述べました。
小池氏は同日、厚生労働省の阿曽沼慎司官房長を訪ね、緊急要求書を手渡しました。阿曽沼氏は「関係部局に伝える」と答えました。
○公的な介護制度の大後退をくいとめる共同をよびかけます
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