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保険料 果てしなく上昇
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保険料は二年ごとに改定され、“自動引き上げ装置”が働く仕掛けになっています。その一つが後期高齢者の人口増加です。小池氏は、増加に連動して保険料の負担率が増えることを指摘。厚労省の人口推計に基づいて負担率の変化を試算し、「団塊の世代が後期高齢者医療制度に加入してくる二〇二五年度には(負担率は)三割増になる」と指摘しました。
舛添要一厚労相は「(厚労省が)いろいろな試算を出す過程で、そういう数字が出てきたと思う」と認めました。
さらに同制度では、医学の進歩などで、一人あたりの医療費が増加した分もさらに上乗せして保険料が引き上げられていきます。
小池氏は、厚労省が今後の一人あたりの医療給付費の伸びを3・1%と設定していることを指摘。負担率の上昇に、給付費の伸びを加えて計算すると二〇二五年度、保険料は現在の二倍以上(十六万円)に達するとして、「このような負担増に高齢者が耐えられるか」と迫りました。
舛添厚労相は「みんなが医療サービスを受けなくていいように、生活習慣病の予防などをやってくれれば(医療費の)支出は抑えられる」と開き直り、給付の削減を正当化しました。
小池氏は「この制度は保険料の際限のない負担増をとるか、それがいやなら必要な医療の削減をとるかを国民に迫るものだ」と述べ、同制度の中止・廃止を強く求めました。
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