医療改悪法案の国会審議がヤマ場を迎えるなか全国保険医団体連合会は八日、東京・千代田区の衆院第一議員会館で「いのちと老後の格差を広げるな 医療改悪法案成立阻止国会内集会」を開き、全国から駆けつけた医師らが「法案の拙速な採択をやめ、明らかになった問題点の徹底審議を」と終日、議員要請行動を繰り広げました。
集会であいさつした住江憲勇会長は「医療改革法案は国民のいのちと暮らし、生存さえも脅かす悪法だということが明らかだ。会期末まであとわずか。全力でたたかいぬこう」と訴えました。
日本共産党の小池晃参院議員が国会情勢を報告。医療改悪法案は十二日に参院厚労委で地方公聴会が開かれ、その後の審議日程は予断を許さないとしつつ、「与党推薦の参考人からも問題点が指摘されるほどで、採決するような時期にはない。世論と運動で会期末ぎりぎりまで追い詰めてきたことに確信を持ち、廃案まで、ともに力を合わせてがんばろう」と語りました。
参加した医師からは「法案に盛られた保険のきかない医療の拡大を許せば、医療費による自己破産が多発するアメリカのように、お金のない人は医療が受けられなくなる」などの声が上がりました。
集会には、民主党の円より子参院議員も参加しました。
