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首相の靖国参拝を批判
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終戦六十一周年の十五日、日本共産党中央委員会と日本民主青年同盟中央委員会は記念街頭演説を、都内の新宿駅前で行いました。小池晃・政策委員長、谷川智行・参院比例代表候補、田村智子・参院東京選挙区候補、清沢達也・民青同盟副委員長が演説に立ち、司会を近藤奈津子・新宿区議が務めました。
小池氏は、この日、小泉首相が強行した靖国参拝を厳しく追及。「あの戦争が正しかったと宣伝する使命を持った、極めて特殊な施設が靖国神社だ」と語り、小泉首相の参拝は、侵略戦争を賛美する靖国神社の戦争観に「お墨付きを与える」と批判しました。
田村氏は、戦争体験者の話を紹介しながら「あの戦争には一片の道理もなかった」と述べ、小泉首相の参拝は許されないと批判しました。その上で、憲法九条こそが「世界中から戦争をなくす道理を持っている」と語りました。
長崎県出身の谷川氏は、幼いころから被爆者の話を聞き、いまは医師として、日々命の大切さを感じて仕事をしていることを紹介。「戦争と核兵器にノー! 平和と正義にイエス!」と訴えました。
自転車をとめて拍手しながら演説を聞いていた法政大大学院生の男性(25)は「小泉さんは首相という公の地位にある以上、靖国参拝は自重すべきだ。共産党が宣伝しているように『心の問題』で片付けることではない。政治の問題だ。中国との関係を見ても、首脳会談が開けないのはマズイと思う」と話しました。
埼玉県菖蒲町の男性(36)=運送業=は「過去の侵略戦争を反省しない小泉首相の姿勢は、憲法九条に逆行している」と語りました。
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