赤旗2019年6月20日付
日本共産党土建全都後援会は18日夜、東京都中野区で、小池晃参院議員・書記局長を迎えた演説会を開きました。小池氏は「共産党が強く大きくなるかどうかに日本と建設労働者の未来、市民と野党の共闘の明日がかかっている」と述べ、参院選での大きな支援をよびかけました。
小池氏は、消費税増税を中止し、暮らしに希望をもたらす日本共産党の「三つの提案」を詳細に語り、この中で、建設労働者の長時間労働と労働災害の問題に言及しました。
現場監督の青年が過労自殺した新国立競技場の建設現場などの実態を、党国会議員団の調査を踏まえ告発。下請けや社員に長時間労働を強いる大手ゼネコンの責任は重大だと指摘するとともに、建設業での長時間労働を是正する法制定と実施の指導、賃金保障、公契約法・条例の制定が不可欠だと強調しました。
小池氏は、安倍政権が固執する憲法9条改憲の問題を語り、この中で、建設労働者が戦争への協力を強いられた「軍建協力」の歴史を振り返りました。「建設労働者の技術、知恵を戦争に利用させない。戦争する国にしないと誓いを固め合い、たたかおう」と呼びかけると、会場から大きな拍手が起きました。
吉良よし子参院議員・東京選挙区予定候補は「働くみなさんの給料、最低賃金の引き上げを実現したい。8時間働けば普通に暮らせる社会をつくるため、2期目も働かせてほしい」と訴えました。
小金井市の男性(44)は「小池さんが、自民党政治への批判だけでなく、共産党の提案を語っていくというのがいい」と感想を語りました。