赤旗2019年6月7日付
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は6日、国会内で「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の代表らと参院選挙政策について懇談しました。同会から選挙政策で「歯科医療の充実」を位置付けてほしいとの申し入れを受けて行われました。
代表らは、選挙公約に取り入れてほしい要求として、▽窓口負担割合の引き下げ▽保険のきく範囲の拡大▽歯科技工の適正な評価▽歯科診療報酬の引き上げなど6項目を説明しました。
小池書記局長は、「歯科の受診抑制は深刻で、窓口負担引き下げ、保険のきく範囲の拡大が重要だ」と指摘。初診料・再診料が医科より不当に低く抑えられるなど歯科の診療報酬にはさまざまな不合理があるとのべ、歯科の報酬全体の引き上げが必要だと強調しました。
懇談では、口腔(こうくう)ケアのニーズが高まり、歯科衛生士の重要性が増すなか、有資格者の5割が未就業という実態が紹介されました。小池氏は、歯科診療所が歯科衛生士を雇えるよう、報酬全体の抜本的増額、専門性を正当に評価する見直しや再就職への支援が必要だと話しました。