赤旗2019年5月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、国会内で記者会見し、日米首脳会談について「農産物の関税撤廃など大幅な譲歩をトランプ米大統領から迫られると懸念していたが、その懸念通りの中身になってきているのではないか」と指摘しました。また、トランプ大統領が共同記者会見で「われわれはTPP(環太平洋連携協定)に縛られない」と発言していることをあげ、「トランプ氏の要求を丸のみしたのではないかという疑いがでている」と強調しました。
さらに、小池氏は、トランプ氏が日米貿易協定の協議について「8月によい発表ができる」と表明し、安倍晋三首相が記者会見で「8月には大きな発表をするのか」「TPPの線は譲れないといってきたことは変わらないのか」と質問されても答えることができなかったことについて、「極めて重大だ」と強調。「7月の参院選挙が終わるまでは黙っていようと示し合わせたのではないかといわれても仕方がない」として、「安倍首相が『そうではない』というのなら、予算委員会を開いてきちんと説明する責任がある」と述べました。