赤旗2019年5月23日付
市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)と、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」、社民党の5野党・会派の書記局長・幹事長と国対委員長は22日、国会内で意見交換会を開き、参院選の全国32の1人区での一本化の問題や終盤国会の課題などについて議論を交わしました。
市民連合呼びかけ人の山口二郎法政大教授は、参院選1人区の一本化の進展について「大変心強い」と歓迎。参院選のたたかい方について「一本化はスタートだ。野党と市民が協力して今の政治を転換するうねりをつくる。野党が安倍政権とは別の選択肢を示し、共通の政策を出していくことが重要だ」と訴えました。参加者からは「憲法審査会での国民投票法改正案の強行採決の動きは党利党略で許せない。野党が結束して阻んでほしい」などの期待が寄せられました。
日本共産党の小池晃書記局長は、野党の一本化が進んでいるが、「たたかい方が大きな課題になっている」とし、「各野党がお互いに応援して市民とともに勝利する体制をつくる」と表明。さらに「市民連合の皆さんと力を合わせ、共通政策をまとめ上げたい」と強調しました。
立憲民主の福山哲郎幹事長は「参院選は安倍政権への否定をぶつけるチャンスだ」と語り、国民民主党の平野博文幹事長は「野党共闘で安倍政権を倒す本気度が問われている」と強調。社保の玄葉光一郎幹事長は「早期の総選挙にそなえ、政権構想の打ち出しが必要だ」と述べ、社民党の吉川元幹事長は「野党がきちんと政策の対抗軸を示せば参院選の勝利は可能だ」と訴えました。
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長も出席しました。