赤旗2019年4月29日付
「市民と野党の共闘」の「扇の要」として日々、各野党の代表らと協議を重ねています。
群抜く論戦力
24日に開かれた「直撃!ニッポン塾」のパネル討論会で、立憲民主党の福山哲郎幹事長、国民民主党の平野博文幹事長と並んで討論。「自公を少数に追い込むことができるかどうかは、参院選32ある1人区で野党が候補者を急いで一本化し、『本気の共闘』を実現できるかどうかにかかっている」と力を込めます。共闘発展を貫く姿勢に、野党の国会議員から「政策力・政局観・フットワーク。いずれも政界随一の共闘のキーマン」と期待が寄せられます。
統一地方選、衆院補選では党書記局長として全国を東奔西走し、「共産党が伸びてこそ、市民と野党の『本気の共闘』を前にすすめることができる」と訴えてきました。
与野党問わず参議院きっての論客です。
3月の予算委員会では、米軍辺野古新基地建設で大浦湾側にある海面から深さ90メートルまである「超軟弱地盤」の存在を追及。「70メートルより下の改良工事の必要なし」とした政府の根拠を破綻に追い込みました。
消費税10%増税でも政府を揺さぶっています。自民党の萩生田光一幹事長代行から飛び出した「増税見送り」は、小池氏の指摘を受けての発言です。
安倍首相との国会論戦は38回に及び、鋭い論戦に、与党のベテラン国会議員も「テレビでも国会でも、あの論戦力はすごい」と舌を巻きます。
街頭での訴えは、分かりやすく、ユーモアたっぷり。「今からでも増税は止められる」の訴えに、聴衆の表情が明るくなります。「とことん共産党」や「YouTuber(ユーチューバー)小池晃」など、インターネットの活用でも新しい挑戦を続けます。
命守るが原点
原点は「命を守る」。医師として、社会保障制度の弱さから医療現場で救えなかった命を多く見てきました。
「安倍政権を倒し、暮らしに希望がもてる、新しい政治を」。多くの市民、野党と手をつないで、その先頭を走る、欠かすことのできない「宝の議席」です。
こいけ・あきら 1960年東京都生まれ。東北大医学部卒。党書記局長、参議院議員3期、医師。