赤旗2019年4月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は、14日告示された統一地方選後半戦(区市長・議員選、21日投票)の第一声を千葉県船橋市のJR津田沼、船橋両駅前で8人の市議候補とともにあげました。「『オール与党』市政をチェック、大型開発でなく、くらしに希望を。船橋の未来をひらく8議席を必ず」とのこん身の訴えに、刻々と膨れた聴衆の輪から何度も共感の拍手がおきました。
中核市である船橋市議選は、定数50に60人立候補の多数大激戦。日本共産党は、岩井友子、金沢和子、坂井ようすけ、松崎さち=以上現、神子そよ子、安田ススム、金光りえ、佐川長(たける)=以上新の各候補全員当選で議案提案権を引き続きもつ現有8議席をめざします。
小池氏は、森友・加計問題や下関北九州道路など安倍政権の利益誘導・税金私物化の政治を告発。消費税10%増税をたくらみ、国保料の連続・大幅値上げの仕掛けをつくり、憲法9条改悪まで狙う安倍政治に共産党8人全員当選で審判を下そうと呼びかけました。
全国中核市54(2018年度)のうち船橋市の財政力は7位。市基金(ため込み金)は150億円超です。共産党以外は「オール与党」の市政のもとで市民に負担増、大型開発に巨費が投入される逆立ち市政に怒りを込めた小池氏は、「『お金がない』のではありません。『ない』のは安倍政治のもとで苦しんでいる市民への痛みを思いやる心。であれば一番痛みをわかっている共産党に市政を変える仕事をやらせてください」と党市議団の緊急提案を紹介。学校給食無償化は24億円、国保料1人1万円引き下げは13億円で実現可能で、その合計額37億円は市予算のわずか1・8%だと述べました。
党市議団は、4年間で認可保育所増設3296人分、特別養護老人ホーム増設627人分を実現し、政務活動費の報告について1円から領収書を議会ホームページで公開させるなど豊かな実績をもっていることを紹介。「引き続き条例提案できる8議席の実現のため、ご支持の輪を広げに広げてください」と訴えました。