赤旗2019年4月4日付
日本共産党の小池晃書記局長は3日の大阪府高槻市の街頭演説で、安倍政権が大号令をかけている国民健康保険料(税)の大幅・連続値上げについて、「国保の都道府県化」を先取りし、保険料抑制・値下げのための自治体の公費繰り入れを解消、値上げする先頭に立ってきたのが「維新の会」だと告発しました。
小池氏は、2010年7月に橋下徹府知事(当時)が「知事と市町村長との協議」の場で、「僕の考えは、繰り入れをやめるべき」「繰り入れをやめれば保険料は上がる。それは『大阪府が決めた方針』ということで耐えていただけるかどうか」「大きな制度としては統一制度をつくる。法改定を待たずにできるので、大阪府版でやっていく」と主張したことを挙げました。
小池氏は、「国保の都道府県化」「法定外繰り入れ解消」はもともと維新が言いだし、大阪で先取り的にやってきたことを、安倍政権が全国に広げたものだと指摘しました。
その上で小池氏は、維新政治と正面から対決してきた共産党府議団が、国保料の府内一本化による値上げをストップしてきたとし、「府議選での共産党躍進で、国保料(税)大幅値上げの旗振り役の維新に厳しい審判を」と呼びかけました。