赤旗2019年4月1日付
大激戦の北海道議選(7日投票)で日本共産党の現有4議席の絶対確保とさらなる躍進に向け、小池晃書記局長は31日、小樽市と札幌市北区、東区を駆け巡り、「共産党勝利で消費税増税ストップ、国保料値下げで暮らしに希望を。鉄路を守り、カジノをやめ、泊原発も止め、原発のない北海道をつくろう」と支援を訴えました。
北区の演説会には、市民と野党統一の石川ともひろ知事候補も参加。各地で街頭を埋めた聴衆から「そうだ」「頑張れ」と大きな掛け声がかかりました。
小池氏は、重度障害者医療に1割負担導入や国民健康保険の運営補助金12億円カット、農業や中小企業予算削減など道民の暮らしを次々切り捨てたあげく、人の不幸を食い物にするカジノ誘致や原発再稼働を容認する自公道政について「これでは北海道の未来はない」と指摘。前回、1から4議席へ躍進した党道議団が他会派の3倍の質問で知事を追及し、3歳児未満の保育料無料化などの実現や、JRの路線存続へ住民と力をあわせて運動を広げたことを紹介し、「4人になったからこそできた仕事。この議席を絶対に守り抜き、さらに伸ばして道政を変えましょう」と力を込めました。
小樽駅前では、小樽市区(定数3)で再選をめざす菊地よう子候補=現=が「増税と改憲推進勢力に負けるわけにはいかない」と気迫を込めました。小池氏は、菊地候補が出産時の交通費や宿泊費の半額補助制度実現の先頭に立ってきたと紹介し、「まさに宝の議席。小樽から引き続き議会へ送ってほしい」と訴えました。
札幌市北区(定数4)では、佐野弘美候補=現=が「子どもの未来を守るためカジノ反対の仕事をさせてほしい」と強調。小池氏は「佐野さんは1期目で80回ちかく質問し知事とも9回論戦した抜群の議員」と必勝を訴えました。
札幌市東区(定数4では宮川じゅん候補=現=が「党が大きくなれば道議会をさらに動かすことができる」と訴え。小池氏は「宮川さんは、政審会長として各会派をまとめ、国への意見書13本を実現した。必ず勝ち抜こう」と呼びかけました。
渡辺たつお札幌市長候補が「命と暮らし一番の新しい札幌をつくる」と勝利を訴えました。小池氏は、「人権派弁護士の渡辺候補勝利で、ムダな道路をやめ、待機児童解消を」と強調。札幌市議選は北区(定数10)で長屋いずみ候補、小室まさのり候補=ともに新=と、東区(定数9)で太田秀子候補、平岡だいすけ候補=ともに現=の党候補の必勝を呼びかけました。