赤旗2019年2月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、沖縄県名護市の辺野古新基地建設の工事現場を視察し、辺野古ゲート前と琉球セメント桟橋前を訪れて激励しました。
小池氏は海上から、大浦湾北側のK9護岸からダンプカーが大量の土砂を搬入する様子を目視。防衛省沖縄防衛局は埋め立て土砂に沖縄県産の黒石岩ズリを使用するとしていますが、土砂投入の現場では海域のにごりが確認されています。
小池氏は、辺野古ゲート前の座り込みに参加する一人ひとりと握手を交わし、24日に実施された辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票で、県民が反対の民意をつきつけたことに敬意を表明。「工事現場を見てきたが、土砂に使われていたのはみるからに赤土だ。県民投票で圧倒的な民意が示されたにもかかわらず、それを無視して工事を強行するというのは絶対に許されない。工事を何としても中止させ、辺野古新基地を完全に断念させ、民主主義を守るために、今後も国会で徹底追及していく」と訴えました。
抗議行動に参加していた70代の男性は「沖縄で起こっていることは今後日本全国でも起こりうることだ。政府の異常さを広く訴えてほしい」と小池氏に要望。島袋文子さんは、「安倍政権は戦争につながった戦前の過ちを繰り返している。絶対に許せない。ぜひ頑張ってください」と期待を寄せました。
埋め立て土砂を搬入する琉球セメント桟橋前ではダンプカーが何十台も往来しています。抗議活動には約70人が参加し、駆け付けた小池氏に拍手と声援を送りました。