赤旗2019年1月28日付
全国の開業医らでつくる全国保険医団体連合会(会員10万7000人、保団連)の創立50周年記念レセプションが26日、東京都内で開かれました。
住江憲勇会長は開会あいさつで、敗戦直後から保団連創立に至る歴史をはじめ▽診療報酬の大幅引き上げ▽国民負担を増やす医療保険改悪反対▽国と大企業負担による医療保障の拡大―など保険医の要求を掲げ、国会要請などを行ってきた運動を振り返りました。社会保障が大本から切り崩されようとしている今、「何とか安倍政権にストップをかける国民運動がなければ、医療の民主化、社会化を求めた敗戦直後の運動の再来が必至となるでしょう。改めて保団連50年に学び、全国の会員にさらなる統一と団結を呼びかけます」と力を込めました。
日本共産党、立憲民主党、自由党の衆参国会議員、日本難病・疾病団体協議会、日本歯科衛生士会の代表らが来賓あいさつしました。
日本共産党の小池晃書記局長は、開業医・勤務医の権利擁護や日本の保険医療と社会保障の立て直しに尽くした保団連の50年の奮闘に敬意を表しました。政党・党派の枠を超え医療問題での一致点で国会の中に共闘を築いてきた保団連の取り組みが「市民と野党の共闘の時代に大きな役割を発揮しつつある」と強調。毎月勤労統計の不正・偽装などウソと隠ぺいを繰り返す安倍政権を徹底的に追及すると訴え、「保団連のますますの発展と、市民と野党の共闘で安倍政治にさよならしましょう」と呼びかけました。