赤旗2019年1月27日付
終盤にむけ激戦となっている愛知県知事選の投票日(2月3日)まで1週間となったもとで猛奮闘している革新県政の会の、くれまつ佐一候補を勝利させようと26日、名古屋市中区の「オアシス21」前で、日本共産党の小池晃書記局長を迎えた街頭演説会が行われました。小池氏が、大型開発・大企業優先の大村県政を転換し、暮らし・福祉充実の、くれまつ県政を実現しようと訴えると、広場をぎっしり埋めた聴衆から大きな拍手が起きました。県知事選は、くれまつ候補と大村知事との一騎打ちです。
各界からの激励で、社民党県連の平山良平副代表、新社会党県本部の保田泉委員長、緑の党東海の岸孝憲運営委員、池住義憲・元立教大学大学院教授が、くれまつ候補の勝利への支援を訴えました。
くれまつ候補は、「暮らしに困っている人がたくさんいる。それを助けるのが政治だ」と強調。高齢者や、若者の4人に1人にのぼる非正規雇用労働者らが加入する国民健康保険で、県が28億円の補助金をゼロにしたと告発し、「安心して暮らせる県政をつくる。県民を不幸にするカジノは絶対に許さない」と訴えました。
小池氏は、知事選の争点は第一に、県民置き去り、大企業奉仕の県政を続けるか、暮らし応援の県政の実現かだと指摘。「リニアや産業都市、中部国際空港第2滑走路などにどれだけ税金を使うのか、闇の中ではないか」と告発し、「全国2位の財政力を生かし、冷たい安倍政治の防波堤となる県政を」と呼びかけました。
第二の争点は、安倍政権いいなりか、安倍政権にものをいう県政かの選択だと指摘。毎月勤労統計の不正・偽装問題にふれ、「史上最高の賃上げと偽って、消費税増税を決めた。真相の徹底究明は予算審議の大前提だ」と語り、「厚労省の責任は重大だが、根本にあるのは、安倍政権のモラル大破壊ではないか。うそのない当たり前の政治を実現しよう」と強調しました。
そのうえで小池氏は、「くれまつ候補の勝利で、“サヨナラ安倍政治、大村県政”の選挙にしよう」と力を込めました。