赤旗2018年12月29日付
自由党の小沢一郎代表は28日、衆院沖縄3区補欠選挙(来年4月9日告示、21日投票)で擁立する、新人でフリージャーナリストの屋良朝博氏への支援を要請するため、国会内で野党各党と相次いで会談しました。日本共産党から小池晃書記局長、穀田恵二選対委員長が応対しました。
補選は自由党幹事長だった玉城デニー氏が9月の沖縄県知事選に立候補したことに伴うもの。小沢氏は「玉城知事の後継者ということで党県連、知事ともに屋良氏で一致し、本人に要請したところ、本日、受諾の回答がありました。屋良君を候補者として推薦し、お願いしたい」と述べました。その上で、選挙の進め方などは年明けに協議を行いたいとの意向を示しました。
小池氏は、「県知事選での玉城デニーさんの勝利は今年一年の中でも画期をなすことでした。玉城さんを知事選の候補者としてたたかうと決断した自由党のみなさんには敬意を表したい」と述べた上で、「自由党からの提案は重く受け止めます。補選は辺野古新基地反対、普天間基地の閉鎖・撤去、オスプレイの撤去という『建白書』の実現、安倍政権の打倒でオール沖縄と国政野党がしっかりと団結してたたかっていけるように私たちも力を尽くしていきたい」と応じました。
さらに小池氏は、「沖縄3区補選の候補者の決定は来年の参院選で32ある1人区での野党候補の一本化に向けても大きな弾みになると思います」と指摘。小沢氏も「補選ではあるけど国政選挙ですから、ここで勝たないとね」と応じました。