赤旗2018年12月7日付
全国保険医団体連合会(保団連)など幅広い団体、個人が取り組んでいる「『みんなでストップ! 患者負担増』署名」のアピール集会が6日、国会内で開かれました。保団連の主催。
同署名は9月から取り組まれているもので、安倍自公政権が狙う75歳以上の医療費窓口負担の1割から2割の引き上げ撤回などを求めています。10万8665人分の署名が日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、武田良介参院議員、立憲民主党の国会議員に手渡されました。来年1月末の国会提出へ、さらに署名を広げようと呼びかけられました。
「年金は減る一方。窓口負担が2割になったら死活問題」(83歳男性)、「消費税で社会保障がよくなるといわれていたが全く逆の方向だ」(75歳女性)など保団連に寄せられた声が紹介されました。
住江憲勇保団連会長が「患者は貧困・格差にあえぎまくっている。安倍政権をかえないとだめだ」と強調。認知症を担当している医師は「2割への引き上げは患者だけでなく、家族の生活をも脅かす」と述べました。
小池氏は、安倍政権が3兆9千億円も社会保障費を削減する一方で、対米公約の下、莫大(ばくだい)な金額で米国製ステルス戦闘機F35約百機を購入しようとしていると批判しました。
同集会に先立ち、「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の主催で、劣悪な環境に置かれている歯科技工士問題を考える懇談会が開かれました。