赤旗2018年11月19日付
日本共産党の小池晃書記局長は18日、新潟県十日町市の党演説会で、来年4月の新潟県議選に立候補を表明している、ふじのき浩子予定候補(津南町議)の必勝を訴えました。
ふじのき氏は、同地域で自民党の2議席独占を打ち破ろうと、広範な市民と野党の支援を受ける統一予定候補として議席獲得をめざしています。2016年以来の県内での市民と野党の共闘の前進が力となっています。
演説会では、共闘する「十日町・津南平和と共生」の市民代表のほか、社民党十日町支部協議会の小川元一会長が支援の訴え。隣接する南魚沼地域で自民党議席の奪取を掲げて野党統一予定候補としてたたかう樋口秀敏県議予定候補も連帯あいさつし、自由党の森ゆうこ参院議員、国民民主党の梅谷守新潟県連代表、阿部三代継前新潟県農業会議副会長の応援メッセージが読みあげられました。森氏の代理としてメッセージを読み上げた富井のぶ子氏が「真実を伝える『赤旗』をぜひお読みください」と呼びかけるなど、会場は党派を超えた明るい連帯感にあふれました。
小池氏は「新潟県は市民と野党の共闘のシンボルの地。中でも十日町市と津南町はその先頭を走り、全国に勇気と希望を広げている」と参加者を激励。ふじのき氏の勝利と日本共産党の躍進で安倍自公政権に厳しい審判を下そうと訴えました。
小池氏は、「外交の安倍」などと自慢する安倍政権が農業破壊の日米FTAや日ロ領土交渉で国を売り渡すような大失態を続けていると批判。韓国大法院の徴用工判決を安倍首相は「ありえない」などとしたが、日本共産党の穀田恵二衆院議員の質問に「国家間の請求権を消滅させても個人の請求権を消滅させることはできないとしてきたことを外務省は認めざるを得なかった」と指摘。「政府は『ありえない』などと切って捨てるのではなく、過去の植民地支配と侵略戦争をしっかり反省し、問題解決のために韓国政府とも冷静に話し合う努力をすべきだ」と主張しました。
また、米価の安定のため米の直接支払い制度の復活や中山間地域への支援充実で、希望の持てる農業をつくろうと呼びかけました。
小池氏は、来年の参院選へ向け政党本部間で早く協議に入る独自の努力を強めているとし、「共闘を伸ばし本気の共闘にするためにも、共産党がもっと伸びなければなりません。そうしてこそ、自民党を追い詰めることができる」と気迫を込めました。
ふじのき予定候補は、地域医療の充実、原発再稼働ノー、憲法守れと訴え、市民と野党の共闘の発展の先頭に立つ決意を表明。支援の来賓や小池氏と並んで大きな拍手に包まれました。