赤旗2018年11月13日付
日本共産党の小池晃書記局長は12日、国会内で記者会見し、自民党の下村博文憲法改正推進本部長が衆参両院の憲法審査会の開催に応じない野党側に対して「国会議員として職場放棄」(9日、TBSのCS番組収録)などと述べたことについて、「とんでもない言い掛かりだ」と批判しました。
小池氏は「憲法を守り生かすのが国会議員の責務であって、われわれはその仕事に全力をあげている。職場放棄と言われる筋合いは全くない」と述べ、憲法を守らず、違憲の法案を強行し、改憲の旗を振る安倍政権の姿勢こそ「究極の職場放棄ではないか」と強調しました。
小池氏は、下村氏の発言は「焦りの表れだ」と指摘。「安倍首相やその周辺が改憲の旗を振るほど、改憲反対の声がどんどん増えていく状況の中で、焦りが表れている」と話しました。
さらに、下村氏が加計学園側から支払われたパーティー券代200万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとされる問題に言及し、「いまだに説明していない。そんな下村さんに職場放棄と言われるのは片腹痛い」と述べました。