赤旗2018年11月8日付
日本共産党の小池晃書記局長は7日の参院予算委員会で片山さつき地方創生担当相の政治資金収支報告書に7件分計145万円もの新たな記載漏れがあることを指摘しました。「しんぶん赤旗」日曜版編集部の取材で判明したもの(11日号掲載)。
小池氏は、片山氏が代表の自民党支部や片山さつき後援会が、全国宅建政治連盟(旧全国不動産政治連盟)など5団体からの寄付が収支報告書に記載されていないと指摘。
この1カ月間ですでに2度も収支報告書を訂正している片山氏は「現在、精査中で、近いうちに全体の結果がお示しできる。(原因は)秘書が誤認したもの」と答弁しました。
また、小池氏は片山氏の資金管理団体「山桜会」の会計責任者となっている税理士が「勝手に名前を使われたようだ。私が会計責任者のはずがない」と証言した数時間後に「会計責任者を引き受けました」とするファクスを日曜版編集部に送っていたことを暴露。これに対し片山氏は「(会計責任者は取材に)非常にびっくりして、知らぬ存ぜぬのようなことを言ってしまった」としました。
小池氏は「自分の責任を全く語ってない。全部秘書のせいという態度だ」と批判。任命責任を問われた安倍晋三首相は「説明責任を果たしながら、常に襟をただしていかなければならない。職責をまっとうしてほしい」と片山氏をかばいました。小池氏は「全然ただされていない。大臣失格だ」と強調しました。