赤旗2018年11月4日付
72年前に日本国憲法が公布された3日、憲法を守り生かそうとアピールする行動が全国各地で行われました。国会正門前では、「総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が大行動を呼びかけました。4野党の代表も参加し、集まった1万8000人(主催者発表)が「改憲発議ぜったい止めよう」とコールしました。
主催者あいさつした総がかり行動実行委の共同代表、福山真劫さんは、どの課題でも暴走し続けている安倍政権は「行き詰まり、崩壊が始まっています」と指摘。改憲発議と沖縄・辺野古への米軍新基地建設強行を必ず阻止しようと訴え、「市民と野党が連携してたたかえば、安倍政権を打倒できます」と呼びかけました。
市民の代表がつぎつぎスピーチ。「オール沖縄会議」共同代表の高里鈴代さんは、米軍新基地建設ノーの一点で共同し勝利した沖縄県知事選にふれ、「憲法改悪を許さない、安倍政権を倒す一点でつながり行動しましょう」と訴えました。
日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の有田芳生参院議員、国民民主党の小宮山泰子衆院議員、社民党の又市征治党首があいさつ。小池氏は、朝鮮半島の平和の激動などにふれ「こんなときに憲法9条を壊すなんて愚かなことはありません。今こそ、憲法9条を生かした平和外交が必要です」と強調。沖縄のたたかいに学び、市民と野党の「本気の共闘」を実現して「必ず安倍政権を打倒しましょう」と呼びかけました。
福井県敦賀市の女性(66)は「安倍首相に憲法を変えさせたくありません。自分にできることをしていきたい」。東京都杉並区に住む、娘(31)は、3歳の息子を抱いて参加。「子どもが大きくなったとき、日本が戦争をする国になっているのは嫌です。憲法9条を絶対守りたい」と話しました。