赤旗2018年10月12日付
千葉県松戸市議選(11月11日告示、18日投票)が1カ月後に迫った11日、松戸市で小池晃書記局長を招いた日本共産党演説会が開かれました。同市議選の6人全員当選と、来年の参院選・統一地方選での日本共産党の躍進、市民と野党の共闘の勝利に向け、会場は熱気に包まれました。
浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補は「災害対策など国民の命を守る政治に全力尽くす」と表明し、しいばかずゆき参院比例予定候補は「原発ゼロ、自然エネルギー普及の新時代の日本を共に切り開こう」と訴えました。みわ由美県議予定候補、松戸、鎌ケ谷両市議予定候補が決意表明し、「ちば6区市民連合」の太田光征共同代表が連帯あいさつしました。
小池氏は先の沖縄県知事選結果について、国家権力と公明党・創価学会を大動員し、争点を隠し、組織的な締め付けをするなど「安倍政権の強権的な『勝利の方程式』が逆に県民の怒りを呼んだ」と強調。保守革新の違いを超えた『オール沖縄」が固く団結し、「辺野古新基地建設反対」という「共通の旗印を掲げた市民と野党の本気の共闘こそ、本当の『勝利の方程式』であることが証明された」と語りました。
小池氏は、来年の参院選に向け全国32の1人区全てで本気の共闘を実現しようと呼びかけ。参院千葉選挙区で6年続く自民党2議席を許さず浅野氏の勝利と、比例目標「850万以上」のもと千葉県で45万以上を得票し、「比例候補者7人の全員当選でしいば氏を国会へ押し上げよう」と力を込めました。
自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)が昨年2月から米軍の垂直離着陸機オスプレイの定期整備を受け入れ、陸上自衛隊もオスプレイを導入したことに対し、小池氏は「このままでは木更津が日米のオスプレイの一大拠点になる」と危険性を指摘。成田空港では、1972年の住民と運輸相(当時)、県、空港管理者による軍事利用禁止の取り決めにもかかわらず、イラク派兵の際に装備品を運搬したとして、「安保法制=戦争法のもとでさらなる成田空港の軍事利用も危惧される」と強調し、安倍政権による戦争する国づくりと9条改悪阻止の運動拡大を呼び掛けました。