赤旗2018年10月8日付
来年の参院選・統一地方選で日本共産党の躍進、市民と野党の共闘勝利で新たな政治をつくろうと7日、小池晃書記局長を迎えた第40回赤旗信州秋まつりが長野県松本市で開かれました。会場のやまびこドームは、全県から集った3千人超の熱気に包まれ、小池氏の記念講演、市民と野党の共闘を進める各界代表のあいさつに声援と拍手が響き渡りました。
有権者比率で党員全国3位、「しんぶん赤旗」日刊紙読者2位、日曜版1位で、全国で60ある共産党与党自治体のうち7自治体をもつ長野県。小池氏は、自民党幹部も「長野の共産党は強い」と意識していることを紹介し「強く大きな党だけに、もっともっと大きくなっていただきたい」と激励。参院選比例代表で県党目標である「20万票、得票率20%以上」をやり遂げ、井上さとし参院議員をはじめ比例7議席を実現、長野選挙区で野党共同予定候補としてながせ由希子予定候補を国会に送り出し、半年後に迫った県議選で前回の8議席を必ず守り、さらに10議席をと呼びかけました。
小池氏は、沖縄県知事選で玉城デニー氏が官邸丸抱え候補に8万票の大差で圧勝したことにふれ、「『辺野古に基地をつくることは許さない』との民意がはっきり示された。安倍政権はこの県民の総意を踏まえた対米交渉を直ちに行うべきだ」と訴え。「辺野古新基地建設反対」を掲げ、保革の違いを超えた「オール沖縄」の団結と、国政5野党1会派がそろって支援したことが大きな力を発揮したことを振り返り、「共通の旗印を掲げ、市民と野党が本気で共闘する。それこそが本当の『勝利の方程式』だ」と力説しました。
安倍政権が内政・外交で行き詰まる一方、国会では9条改憲阻止、国民の生活と暮らしを向上させる法案の共同提出など野党の共闘が力強く前進していることを明らかにし、「本気の共闘にするためにも共産党をもっと伸ばし自民党を追い詰めよう」と党躍進の意義を訴えました。
小池氏は、90年前の普通選挙第1回総選挙で当時の長野3区で、労働農民党、社会民衆党、南信大衆党との選挙協力が実現し、無産政党の統一候補としてたたかった歴史にふれ、「長野県は市民と野党の共闘の源流の地、発祥の地。その長野県の底力を発揮し必ず安倍政権を追い詰めよう」と訴え、大きな拍手に包まれました。
井上参院議員、藤野保史衆院議員、ながせ参院選挙区予定候補(党県書記長)があいさつ。「9条改憲を許さず、憲法に基づく平和外交を進める新しい政府をつくろう」(井上氏)、「市民と野党の共闘の前進、共産党の大躍進へ力を尽くす」(藤野氏)、「沖縄知事選勝利に続き、安倍政権にノーの審判を下す」(ながせ氏)とそれぞれ決意を語りました。
統一地方選の予定候補者が紹介されました。
立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(同党県連代表)、社民党の中川博司県連幹事長、市民団体の代表らが登壇しあいさつ。市民と野党の共闘のいっそうの発展や長野選挙区での野党統一予定候補の勝利、安倍政権打倒に向けた決意を表明しました。