赤旗2018年9月26日付
日本共産党の小池晃書記局長は25日、都内の党本部で、ベトナム共産党のファン・ディン・チャック書記・中央内政委員長と会談しました。両氏はこの間、両党関係が順調に発展していると評価し、国際舞台を含めさまざまな分野で関係をいっそう発展させていくことを確認。両党、両国関係や地域情勢について意見を交換しました。
小池氏は冒頭、20日に死去したチャン・ダイ・クアン国家主席への弔意を伝えました。チャック氏はこれに謝意を述べ、5月にクアン主席が訪日した際に、日本共産党と有意義な会談を行ったと振り返りました。
チャック氏は、両党がアジア政党国際会議(ICAPP)や核兵器禁止条約採択の国連会議で緊密に協力してきたと指摘。こうした協力が両党間の信頼関係を強めていると語りました。
小池氏はICAPPや核兵器禁止条約での両党間協力を評価。21世紀になって両党関係が高いレベルで発展していることをうれしく思うと述べ、近く行われる第8回理論交流を重視していると述べました。
また、日越両国政府間の関係も発展していると述べた上で、両党関係を強めることは両国関係の発展にも貢献すると指摘。日越間の「広範な戦略的パートナーシップ」がアジアの平和と安定に寄与する形で発展するよう日本政府にも求めていきたいと強調しました。
会談には日本共産党から緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、田中悠書記局次長、田川実書記局員・国際委員会事務局長らが、ベトナム側からマイ・バン・チン共産党中央委員・組織副委員長、グエン・クオック・クオン大使、チャン・ダク・ロイ共産党中央対外委員会常任副委員長らが同席しました。