赤旗2018年9月20日付
憲法違反の戦争法(安保法制)の強行採決から3年となった19日、「総がかり行動実行委員会」などが東京・日比谷野外音楽堂で行った大集会には、会場に入りきれないほどの4800人(主催者発表)が参加し、「武力で平和はつくれない」と声を上げました。
集会には、各野党の代表や市民が次つぎとスピーチ。沖縄県知事選での玉城デニーさんの勝利、改憲の動きを阻止するため、「市民と野党はさらに力を合わせていこう」と訴えました。
主催者あいさつした高田健さんは、「戦争法は絶対廃止しかない」と強調し、沖縄県知事選で「デニーさん勝利のために連帯していこう」と訴えました。安倍首相が、次の国会にも改憲発議を狙っているもとで、「市民と野党が一緒になって、改憲策動を許さないたたかいを広げていこう」と呼びかけました。
さまざまな人が連帯あいさつ。安全保障関連法に反対する学者の会の上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)がスピーチ。沖縄から、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが訴えました。
日本共産党の小池晃書記局長があいさつし、「戦争法強行は平和を危険にさらしただけでなく、底なしの政治モラルの崩壊をもたらした。市民と野党の本気の共闘で、安倍政権を倒そう」「当面のたたかいは沖縄県知事選です。安倍官邸対『オール沖縄』の玉城デニー候補のたたかいで、辺野古新基地建設を許すかどうかが争点です。必ず勝ち抜こう」と呼びかけました。立憲民主党の福山哲郎幹事長、国民民主党の小宮山泰子衆院議員、衆院会派「無所属の会」の大串博志幹事長、社民党の吉川元幹事長があいさつしました。ステージの上で揃って手をつなぎ、会場の参加者と一緒に「結束して頑張ろう」とアピールしました。