2018年9月6日付
日本共産党は5日、党本部で全国都道府県委員長会議を開きました。会議に先立って開かれた幹部会で決定した「訴え」―「すべての支部が立ち上がり、『特別月間』の目標を総達成しよう」―に基づき、この9月、沖縄県知事選挙勝利と「参議院選挙・統一地方選挙勝利 党勢拡大特別月間」の目標総達成という全党の二大課題を必ずやり抜く意思統一を図るために開かれたものです。
小池晃書記局長が、「9月は、日本の政治にとっても、日本共産党の前途にとっても、正念場の月になります」と述べて、「訴え」にもとづいて報告しました。
「訴え」は、沖縄県知事選挙について「沖縄の未来を左右するとともに、日本の民主主義が問われる文字通りの歴史的たたかいです」と指摘しています。小池氏は、すでに一票を争う大激戦・大接戦が始まっていると述べ、たたかいに勝利するためには全国の力を総結集した猛奮闘が必要だとして、「党の持てる力を総動員して、全国は一つで力を合わせ、支持を広げに広げよう」と呼びかけました。
「特別月間」について、目標達成には距離を残しているが、全党の努力と奮闘で、さまざまな変化・前進が生まれている、これをお互い共有して、すべての党組織で党勢拡大の成果に実らせ、目標達成を必ずやり遂げようと述べました。そして、「特別月間」の目標をやりきる、「3割増以上の党勢」にむけて党勢拡大を持続的に発展させるという4中総決定にたちかえり全支部・全党員が立ち上がる状況をつくり上げようと訴えました。
どうすれば、すべての支部と党員が立ち上がる運動にできるか―。小池氏は、この間の進んだ党組織から学んだ教訓として次の3点を具体的な経験も紹介しながら詳しく解明しました。
一つは、参院選・統一地方選の政治目標を「本気の目標」とし、党勢の3割増なしには来年の選挙に勝利できないことを、支部と党員の共通の決意にしていることです。
二つは、党創立96周年記念講演を視聴・討議して展望をつかみ、綱領的確信を広げていることです。
三つは、党機関が支部に入り、支部とともに党勢拡大を実践していることです。
運動を飛躍させるために、支部への指導・援助とともに、国民の願いと深く響き合う記念講演と「入党のよびかけ」を大規模に活用した対話と「集い」の空前の規模での取り組みと一体となった党勢拡大の大飛躍をかちとろうと述べ、「党勢拡大なくして、選挙勝利はありません」と強調。「訴え」を直ちに討議・実践して「特別月間」の目標をなんとしてもやり抜き、来年の選挙で必ず勝利・躍進をかちとろうと呼びかけました。