赤旗2018年7月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、翁長雄志沖縄県知事が同日、名護市辺野古の埋め立て承認の撤回手続きに入ると表明したことを受けて国会内で記者会見し、「県知事選や国政選挙などで繰り返し示され動かしがたいものになっている新基地建設ノーの県民の総意の実現に向けた英断であり、日本共産党としては翁長知事の決断を断固として強く支持する」と表明しました。
小池氏は、安倍政権に対し、「翁長知事の決断を踏まえて、直ちに新基地建設の作業を中止すべきだ」と主張しました。
その上で、南北、米朝首脳会談など朝鮮半島で起きている平和の激動に言及。「『抑止力のため』という辺野古新基地押し付けの最大の口実は崩壊しつつあるにもかかわらず、辺野古『移設』が『唯一の解決策』だというのは、まさに思考停止状態のもとでの強弁で新基地建設に突き進むもので、このような暴走は絶対に認められない」と強調しました。
小池氏は、安倍政権に新基地建設の断念と普天間基地(宜野湾市)の無条件撤去を重ねて要求するとともに、「基地のない沖縄をめざす沖縄県民の決意に日本国民全体が応え、沖縄と連帯するたたかいを全国で発展させることを心から呼びかける」と訴えました。