赤旗2018年7月25日付
「人の痛みをじっと聞ける政治家だ」。憲法学者の小林節氏はインターネット番組の対談で、医師でもある小池晃議員をこう紹介しました。
西日本豪雨災害でいち早く立ち上がった党災害対策本部の本部長として、多数の犠牲者が出た広島、岡山などで聞き取り調査を実施。16日の島根県松江市での演説会で「猛暑の中、被災者は疲労が蓄積している。早急に安心できる仮設住宅の設置が必要だ」と訴えると、参加者は共感の拍手で応えました。その中で医療費負担の減免など被災者に寄り添った党の提案が実っています。
2013年の参院選で復帰して5年。「何を言われても正しいことを言い返す」(小林氏)として、森友・加計疑惑をはじめ医療や介護、安保法制=戦争法などで核心を突く論戦で安倍政権を追い詰めてきました。
「働き方改革」一括法をめぐっては、予算委で加藤勝信厚労相に対し、残業代ゼロ制度について「24時間働かせることが論理的に可能だ。これを排除する仕組みが法律上あるのか」と再三追及。加藤厚労相は「規制する規定はない」と答弁せざるを得ませんでした。過労死増加の「異次元の危険性」があると担当大臣に認めさせたのです。
森友・加計疑惑では、安倍首相が「妻(昭恵氏)が名誉校長を務めたのはあまたある」などと答弁したことを追及。実際は加計学園と森友学園の「二つ」だけと、しどろもどろになる安倍首相に対し「“モリカケ”ではないか。何が『行政等に影響を及ぼしたことはない』だ」と厳しく批判しました。
16年に党書記局長に就任し、他の野党との幹事長会談・協議を積極的に進め、その力で野党共同の集会や街頭宣伝などが実現してきました。市民と野党の本気の共闘になくてはならない存在です。
「党勢拡大の特別月間」では推進本部長として先頭に。“安倍政権を倒したい”と願う国民に向けて党を丸ごと語り、熱く入党を訴えています。
こいけ・あきら 1960年東京都生まれ。東北大医学部卒。党書記局長、参議院議員3期、医師。