赤旗2018年7月18日付
日本共産党の小池晃書記局長は17日の記者会見で、「朝日」が報じた古屋圭司衆院議院運営委員長(自民党)の政治資金パーティー収入の過少申告疑惑について、「事実だとすれば極めて悪質だ。政治資金規正法違反の疑いもある。衆院議院運営委員長は国会運営の要を担う人だ。高い倫理性が求められる役職の人がこういう事態を招いたということになればますます重大な問題だ」と指摘しました。
小池氏は「パーティー券収入は(政治献金の)『隠れみの』にされてきた。事実上の政治献金で、名前も明らかにしないで集めることができ、裏金づくりにも使われていたのではないかといわれているが、実際に政治資金パーティーの制度を議運委員長が悪用していたとすれば非常に悪質だ」と指摘しました。
古屋氏は記者団に過少申告ではないと主張しています。小池氏は「古屋氏は、過少申告はないと言っているが何の根拠も示していない。『文書で説明する』と言いながら何の『文書』も出されていない。本会議を開くための議院運営委員会を開く条件はない」として、野党で一致して対応していくと述べました。