赤旗2018年6月26日付
全国革新懇は25日、東京都内で代表世話人会を開きました。平和を求める人々の運動を背景とした史上初の米朝首脳会談の開催(12日)など平和の激流が生まれるなか、緊迫した延長国会や沖縄のたたかい、安倍9条改憲反対の運動などについて、「激動の情勢の積極的意義を打ち出し、市民と野党の共闘という展望をおおいに語ろう」と熱い討論を交わしました。日本共産党の小池晃書記局長が参加しました。
「働かせ方大改悪」法案、カジノ法案などの強行成立を狙い、野党を無視して国会を延長した安倍政権について、出席者は「数の暴力を振るうことに痛みを感じない姿のあらわれだ」と批判。原発ゼロ法案はじめ野党共同提出法案が相次いだことについて、「市民の運動が土台になり、共闘の原動力になっている」との指摘がなされました。
惜敗した新潟県知事選については、初の全野党党首による街頭宣伝など、市民と野党の共闘の到達点を示したとし、「集会に育児中の女性が多く集うなど、運動の変化の芽が生まれていた」などの声が出されました。
沖縄のたたかいについては、辺野古新基地建設を許さない翁長県政の継続に向けて、「建白書」を原点に「揺るぎないオール沖縄で11月の知事選に必ず勝利だ」と決意が語られました。
出席者からは、東京電力の福島第2原発の廃炉表明(14日)は県民と国民の包囲の結果だとし、「この県民の声を受けた旗を立て福島県知事選(10月28日投票)をたたかいたい」「若者憲法集会を1200人で成功させ、安倍9条改憲反対、9条に基づく国づくりの意義が青年に響いた。青年に市民と野党の共闘の役割を語りたい」などの経験が語られました。