赤旗2018年6月25日付
日本共産党の小池晃書記局長は24日のNHK「日曜討論」で、北朝鮮問題をめぐり南北、米朝会談によって示された激動について「朝鮮半島から核兵器をなくし、平和体制を構築する方向です。昨年の『一触即発』の状態から見れば大きな変化であり、歓迎しています」と表明しました。
小池氏は、その激動を受けての日朝外交の課題として、「安倍首相が対話否定・圧力一辺倒の態度を改め、拉致問題も北朝鮮との対話で解決すると言っていることは重要です」と述べました。
小池氏は、対話の際の立場として「2002年の『日朝平壌宣言』では、日本による過去の植民地支配の清算、拉致、核・ミサイル問題の包括的解決を確認しています。この合意に立ち返って、独自の外交努力を強めるべきだと思います」と主張し、「この間の米朝の敵対関係の解消は、この問題を打開する可能性を広げていると思います」と語りました。