赤旗2018年6月10日付
日本共産党の小池晃書記局長は9日、横浜市内での演説会で、トランプ米大統領が日米首脳会談(日本時間8日)直後の記者会見で朝鮮戦争の終結合意への署名を「検討している」と述べたことについて、「北東アジアの情勢をがらりと変えるような動きが起こっている。このチャンスを絶対に生かすべきだ」と強調しました。
小池氏は、12日に開かれる米朝首脳会談について「大いに歓迎し、成功を望んでいる」と表明。そのうえで、トランプ米大統領が日米首脳会談で朝鮮戦争の終結合意に言及し、「(米朝国交正常化も)望んでいる」と述べたことについて、日本共産党が朝鮮半島の非核化と北東アジア地域の平和体制の構築を一体的に進めるよう求め続けてきたことをあげ、「紆余(うよ)曲折はあるだろうが、この方向しか解決の道はない」と強調。日本人拉致問題についても「こういう大きな包括的な取り組みのなかでこそ解決の条件が生まれてくる」と述べました。