赤旗2018年6月10日付
来年の参院選と統一地方選での躍進に向け、日本共産党横浜北東地区委員会は9日、横浜市内で小池晃書記局長を迎えた演説会を開きました。小池氏が「日本共産党を語り広げ、比例『850万票、15%以上』を実現し、共産党の勝利と、市民と野党の共闘で、神奈川から未来に責任を持った政治を実現しよう」と訴えると、会場の港北公会堂いっぱいの参加者は熱い拍手で応えました。
あさか由香参院神奈川選挙区予定候補は「日本も核兵器禁止条約批准を実現し、憲法生かす政治に変えよう」と訴え。しいば寿幸参院比例予定候補は「大企業優先の政治ではなく、一人ひとりの可能性を豊かにする社会を実現させる」と強調しました。大山奈々子県議と白井まさ子横浜市議が決意表明しました。
来賓の森卓爾(たくじ)弁護士があいさつしました。
小池氏は自民党議員から「いつまで森友・加計ばかりやっているのか」という発言が出ていることに対し、福田康夫元首相が「果てない議論の責任は追及する野党の側にあるのではない」(「朝日」9日付)と指摘していることに触れ、真相究明を妨害しているのは与党側だと批判しました。
さらに財務省の公文書改ざんについて自民党の柴山昌彦筆頭副幹事長が「総理の答弁が少なくともきっかけになった」と発言した通り、「全部安倍首相の発言が出発点となって改ざんがはじまったことは明らかだ」と強調しました。
カジノ実施法案に話を進めた小池氏は、「賭博は刑法が禁じる犯罪だ。カジノは人の金をむしり取るだけむしり取って、カジノ事業者が金貸しまでやって、絶望のどん底に追い込んでいく。こんなもののどこが成長戦略か」と述べ、共産党が他の野党と共同でカジノ廃止法案を提出してたたかっていることを報告しました。
さらに、横浜では林文子市長が「カジノ誘致は白紙だ」といいながら、カジノ誘致の可能性のある山下ふ頭の開発計画を見直そうとしないことを挙げ、「カジノ計画を完全にあきらめさせるまで、一緒に力を合わせていこう」と訴えると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。