赤旗2018年6月7日付
日本共産党、立憲民主党、国民民主党、無所属の会、自由党、社民党の5野党・1会派は6日、「麻生大臣の辞任を求める! 野党合同緊急院内集会」を開き、一致結束して麻生太郎財務相の辞任と、新潟県知事選の勝利に向けて決意を固めあいました。
日本共産党の小池晃書記局長は「麻生大臣には辞任という道しかない」と強調し、公文書を改ざんした理由について麻生氏が「それが分かれば苦労せん」と述べたことをあげ、「麻生氏には調査する能力も資格もない」と批判。8億円もの不当な国有地値引きは、国の財産は適正な対価で譲渡されなければいけないと定めた財政法違反だと指摘し、「この一点をもっても財務大臣の資格なし」と述べました。
小池氏は、セクハラ問題でも麻生氏が暴言を繰り返したことを批判したうえで、「辞めさせなくてはいけないのは麻生氏だけではない。安倍首相夫妻を守るために一連の改ざんが起こったのは間違いない。内閣総辞職を求めてたたかい抜き、新潟知事選は野党の総力をあげて必ず勝利しよう」と訴えました。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は、この間、共産党が独自入手した資料を含め、政権の隠ぺいが今なお続いている疑いをもたざるを得ないと強調。「野党が追及してきたからこそ徐々に真相が明るみに出てきている。しっかり真相を究明し、麻生大臣の辞任を求めてともにたたかっていく」と表明しました。
国民民主党の古川元久幹事長は「新潟知事選でも一致団結し、麻生大臣の辞任と安倍政権の退陣を求めていこう」、無所属の会の広田一国対委員長は「財務省の信頼を取り戻す初めの一歩は麻生大臣の辞任だ」と強調。自由党の玉城デニー幹事長は「国民は野党の粘り腰を見捨てない。麻生大臣を辞任させるまで頑張ろう」、社民党の福島瑞穂副党首は「国民とともに麻生大臣辞任を実現しよう」と呼びかけました。