赤旗2018年6月4日付
日本共産党の小池晃書記局長と紙智子参院議員は3日、秋田市で地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地を視察しました。
イージス・アショアは、イージス艦に搭載する迎撃ミサイル機能を地上に移して固定配備するもの。秋田県と山口県に配備予定で、秋田市では陸上自衛隊新屋(あらや)演習場が候補地となっています。
小池、紙両氏は、山内梅良党県副委員長と「イージス・アショアを考える勝平の会」の佐々木勇進共同代表らの案内で新屋演習場を視察しました。
佐々木氏は、防衛省が1日に秋田県庁で「最適候補地」と説明した新屋演習場は住宅密集地にあり、1キロ圏内には学校、3キロ圏内には県庁や市役所、総合病院があることを説明。レーダーの電磁波による健康被害や、基地が攻撃目標となることなど、住民の間に不安が広がっていると述べました。
小池氏は、イージス・アショアはトランプ米大統領に要求され、安倍政権が配備を閣議決定したものと指摘し、「北朝鮮との対話が進んでいるときに、なぜこんなものを配備しなければならないのか。住民の命と暮らしを守るため、配備を撤回すべきです」と語りました。