赤旗2018年5月27日付
沖縄の辺野古新基地建設に反対する、「美(ちゅ)ら海壊すな 土砂で埋めるな国会包囲行動」が26日、国会周辺で行われ、1万人(主催者発表)が参加しました。参加者は「みんなの力で美ら海守ろう」「ジュゴンを守ろう」などとコールし、基地建設阻止と、安倍政権打倒に向けて沖縄と連帯していく決意を語りあいました。
主催は基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、総がかり行動実行委員会です。参加者は国会正門前、首相官邸前、国会議員会館前、国会図書館前の四つのエリアに分かれて声をあげました。
国会正門前では、国会包囲実行委員会の野平晋作さんが、新基地予定地は軟弱地盤と活断層の疑いがあり、基地をつくることはできないと述べ、「諦めなければ、基地建設阻止はできる」と訴えました。
総がかり行動実行委員会の福山真劫(しんごう)さんは、安倍政権に沖縄と日本の未来が壊されてしまうと指摘。「沖縄と連帯し、安倍政権を打倒しよう」と呼びかけました。
オール沖縄会議事務局長の山本隆司さん、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さん、9条壊すな!実行委員会の高田健さんがそれぞれ発言しました。
日本共産党の小池晃書記局長(参院議員)、立憲民主党の近藤昭一副代表(衆院議員)、社会民主党の福島みずほ副党首(参院議員)、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員がそれぞれ連帯あいさつしました。
小池氏は、憲法9条を壊し、圧倒的な民意を無視して美ら海に土砂を搬入する安倍政権を許すわけにはいかないと指摘し、「安倍政権を倒して、辺野古新基地建設も、9条改憲も阻止しよう」と呼びかけました。
千葉県船橋市から一人で参加した女性(70)は「あんなにきれいな沖縄の海を壊すのは許せない。米軍新基地建設は絶対反対です」と話しました。